ある日の食オタノートの定例会議。
「いろんな発酵を教えてほしい~」
という話に…。
皆がさまざまな発酵食づくりに
チャレンジした経験がある様子。
ならば発酵好きの私!
本領発揮です(笑)
菌たちの世界へようこそ!
【注意】
発酵食作りはご自身の責任の下、実施してください。
真夏の暑い時期は特に注意が必要です。
そもそも発酵とは?
菌と聞くとどんなイメージですか?
怖い?不潔?
人間にとって菌が有益に働くのが発酵、
有害に働くのが腐敗です。
この二つは紙一重!
◆発酵
人間にとって菌が有益に働く
◆腐敗
人間にとって菌が有害に働く
発酵には興味がなくても、誰もが菌の恩恵を受けているんですよ。
味噌・醤油・酢・本みりん・納豆・鰹節 などなど。
チーズ・ヨーグルト・パン・紅茶・チョコレートもそうですね。
知れば知るほど奥の深い世界。
発酵していると腐らないのです。
すごくないですか?
日本人は昔から菌たちと上手に付き合って暮らしてきました。
発酵によって栄養価が高まり、旨味が増え、保存性が増すことを先人たちは知っていたのですね。
尊敬!!
菌たちは時として保存瓶をも破損するほどのパワーを発揮!
驚きです。
ただ、発酵を楽しむためには、五感を総動員する必要があります。
なにせ腐敗と背中合わせですから…(笑)
とにかくよく見て、耳を澄ませ、よく匂いを嗅ぐことです!
蓋を開けると菌たちの命の声が聞こえます。
優しい気持ちで接していると必ず美味しいものを与えてくれます。
比較的簡単な塩糀や、味噌作りから始めてみませんか?
フレッシュトマト+塩糀
レモンや柚子+塩糀 など
野菜や果物を入れるのも美味しいですよ!
いろいろな発酵に挑戦してみましょう!
自家製納豆に挑戦
まずは納豆づくり!
材料はこちら!
大豆と市販の蒸し大豆。
そして、ローズマリー・バジル・ミント。
さて、どうなるでしょうか?
実践1:大豆から作る
大豆を水につけ一晩おき、
充分水分を吸わせます。
今回は蒸し器で30分ほど蒸しました。
粗熱を取って、ローズマリーをのせます。
こんな感じに。
甘酒メーカーの糀美人に入れ、
40℃で24時間保温。
器に移し、冷蔵庫で1日落ち着かせると…
ほんのりローズマリーの香る
おしゃれな納豆のできあがり。
実践2:市販の蒸し大豆で作る
スーパーで見つけた蒸し大豆でもやってみました。
今度は保温箱でやってみます!
約40℃を保ちつつ、24時間おきました。
使い捨てカイロやペットボトルに入れたお湯で
保温するのが簡単かも?
こんな風に↓
時々蓋を開けて、空気を入れるのがポイント!
箱はこんな感じで、
一応温度も測りました。
「発酵中」のシール、可愛いですよね。
お気に入りなんです。
あ、この後、ちゃんと温度調整しましたよ。
冷蔵庫で1日ねかせ、こちらも問題なく出来上がりました。
オリーブオイルと岩塩で食べるのがお気に入り。
何度か作り、一番うまくいったのはこんな感じです。
美味しそうでしょ?
実践3:他のハーブで挑戦!
またまた、遊び心。
ローズマリーでできるならとバジルとミントでもやってみました。
これは何だかイマイチでした。
こちらがバジルでつくった納豆。
こっちはミント納豆。
粘りも少なく、香りも期待外れ。
オススメしません(笑)
りんごで自家製ソーダ!
自家製りんごソーダも手作り♪
一緒にやってみましょう!
りんごを皮や種ごと瓶に入れ、少量の砂糖を入れます。
今回はスターターとして酒かすを少量入れました。
3日ほど冷蔵庫で休ませ、乳酸菌を育て、常温に置き、毎日混ぜ混ぜ。
シュワシュワしてきたらできあがり!
3日でシュワシュワ~と。
この時も密閉はしません!
蓋を開けるとプツプツプツっと菌たちの声が聞こえます。
多くの発酵食品がある我が家のキッチンにも育つ菌たち。
りんごソーダの横に市販のりんごジュースを置いてみると…
見事に発泡!!!
シードル様の飲み物が出来上がりました。
あ~動画でお見せしたい!
目には見えないけれど、
確かな菌たちの息遣いを感じます。
おまけ
発酵ではないのですが、アボカドの種を使ってもう一つ遊んでみます。
種をスライスします。
これが意外と簡単に切れるんです。
ただ滑りやすいので注意が必要!
30分ほど煮出すと、うっすらピンクのお茶が完成!
飲みにくければレモンを浮かべるといいかも?
TVでも取り上げられるほどいろいろな効能があると言われますが、
どうなのでしょうね?
たまに色や変わった味を楽しむぐらいの気持ちで…。
アボカドを食べることがあったら、やってみてくださいね!
次回の食オタノートもお楽しみに~。