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《産地訪問》ビオファームまつき&レストランBio-sに行ってきました!

3月、静岡県富士宮市にあるビオファームまつき さんを訪ねました!

新幹線の車窓からパッと現れた、富士山!!  


ビオファームの畑からもレストランからも、富士山が臨めるんですって!!!
(このあと曇ってしまったので、富士山が見えたのはこの時くらい…残念。)    
 

富士宮市に着くと、ビオファームの代表 松木一浩 さんが私たちを出迎えてくださいました。


畑バージョンの男らしい松木さんと…

 

レストランでのダンディな松木さん。


どちらも素敵なのです!!


先に、松木さんが経営するレストラン Bio-s(ビオス)へうかがいました。

もう、めちゃくちゃ感動しまくり!の素晴らしいお食事〜!!  


この素敵すぎるレストランで使われている野菜たちはどのように育てられているんでしょうか?

先に「ビオファームまつき」さんの畑をレポートします!!    

まずは、こちら。
農機具たち。


「なんだかカッコイイ〜!!」

と、 わたし、テンション上がってます。 
下の写真は、何に使うものか分かりますか??   

前から見ると こんな風になっています。  

これ、「マルチャー」と言って
畝(うね)を立てながら、マルチを張る農機具。

※畝とは、作物を作るために土を盛り上げたところ
※マルチとは、ビニールシートや有機物などで土の表面を覆うこと



では、これは何に使うものでしょうか?  

これは「GOMBEI」(ごんべい)と言って
播種機(はしゅき)  

播種つまり、種をまく機械です


「これ、シーダーテープでも種まきできるんですよ」
と、松木さん

ん?? シーダーテープ????


これが シーダーテープ

このテープの中に、人参の種が埋め込んであるのだそうです!

ちなみに、シーダーテープのシーダーとは“seed” =種 のこと。

化学繊維でできていて、テープのまま浸水もできます。

間引きの手間を考えて、種屋さんに頼んで作ってもらっているそうです。



もうひとつ種を見せてくださいました

こちらは「コート種子

ネギの種だそうです。
種のまわりを、石灰でコート加工してあります。

 コート種子は種まきもしやすくなるそうです!

 種でもいろんな工夫があるんですね♪ 



畑を案内してくださいました。

まつきさんの畑、以前は23箇所あったそうですが今は7箇所に集約。

まずは ニンジン の畑です。  

ビオファームと言ったら私は人参のイメージ!!

味がしっかりしていて、これぞニンジン!
新黒田五寸などを作ってらっしゃいます。

春になってくると
また、甘〜い春人参が採れるそうですよ!    

 
ニンジンは時期や品種をずらしながら、
通年で計画ができると、松木さんはおっしゃいます。


次の畑へ。


こちらはスナップエンドウ。


  
5月上旬くらいに収穫時期になるそうです!
 

 
こちらは水菜。  



12月に種を蒔いたもの。柔らかそうで美味しそう!!

     
こちらは小松菜の畑です。  


   
密集して栽培されています。
 

 
小さめの株ですが、
やわらかくて もちろん生でも美味しいー!

       
こちらも人参や大根の畑。

 
ニンジンなどセリ科の野菜は
「成育遅いため、草が大敵」と
松木さんはおっしゃいます。  


年間を通して採れるよう、計画をしているそうです。  


 

   
松木さんが畑をしていて、嬉しい瞬間。

それはやはり、 初物を畑で食べる時だそうです!  

キュウリやえんどうなど
初めての収穫で、もぎたてをパリッ!なんて!!

……絶対においしい!!!      

生産者にしか味わえない瞬間ですよねー♪  

大変なのは端境期、とおっしゃいます。  

ビオフォームさんは野菜の宅配もされているので、常に10種類くらいは採れるようにしているそうです。  

けれど、もうこの野菜の収穫が終わるのに、次の野菜がまだできない…なんてことも。
   

 
暑い時期や、梅雨の時期の 農作業も大変ー!!  
美味しい野菜を作る裏側には
さまざまなご苦労があるんですね…!!!!          


畑には欠かせない、堆肥 も見せていただきました。

 
この堆肥、珍しいんです!

なんと、 使い終わったマシュルームの床土がベースになっています。  

そこに、馬糞ヤギ糞米ぬかなどを混ぜ、作っているんだそうです!        


ちなみにヤギ糞は、この子たちのもの♪

  
レストランの前に居ます♪ 
やぎレンタルもやっているそうですよ〜!    

しっぽ振ってご挨拶してくれました!  

なんて可愛いのーっ♡        


レストランの隣のハウスの中では育苗されていました。


キャベツやズッキーニ、ブロッコリー、カリフラワー、ミニセロリなど
植え付けを待つ苗たちがたくさん!  

   
こんなふうに野菜が育てられ、
私たちの食卓に届いているんですねー!    


春夏の野菜も これからとっても楽しみです♪  

   

   
いざ、レストランへー!!

   
こちらが Bio-s(ビオス)
 

 
おしゃれな廊下を進むと…

解放感たっぷりの 素敵な空間!!! 

 ゆったりと特別な時間を 過ごすことができます♪    
それではお食事を…♪    


まずは、前菜です。

   

ちりめんキャベツを乾燥させたもの

上にはカタバミの葉がのっています

   


次は人参のお料理です。   
紫にんじんに、発酵させた人参ピューレ。


そして摘んできたセリと、焦がしバターと、蕎麦の実。  


「ニンジンってこんなに変幻自在なんだ!」と
食感もワクワクするような一皿です。      


ブロッコリーのスープ

 
自家製バターとパンと、続きます。

 
バターにのっているのは、竹炭のパウダーです 

 
ふわふわで爽やかなバターをたっぷりつけて♪  

   

次は、菊芋と里芋のお料理。 
 

 
里芋を、菊芋の燻製ピューレとあわせていただきます。  

牛の干し肉や、エンドウ豆の新芽が
菊芋の風味と絶妙にマッチしています。      


お飲み物もいっしょに。

 
爽やかで飲みやすい
小松菜とリンゴとレモンの グリーンスムージーです。        


四角いパスタの、クアドレティーマ。

 
菜花のソースが、旬を感じさせてくれます    

   
仕事中(一応)の私としては
ワインを飲んだ気分になれるのは嬉しい〜  



ノンアルコールの赤ワイン♪
生姜と八角を漬けたシロップもプラスして        


メインは、朝霧高原豚ロース!


春菊、小かぶ、黒大根のグリル添え。
夏に採れた伏見甘長唐辛子を乾燥させ
パウダーにして彩りに。      

新感覚なゴボウのデザート。

食後の飲み物、私はハーブティーを選択。  

   
レモングラス、レモンバーベナ、レモンバーム
スペアミント、ペパーミント…などのブレンドを
南部鉄器でいただきます。
   

   
お茶菓子は、
地元でとれたキウイ&キンカンの砂糖漬けと
地元の静岡茶を使ったギモーヴ。  

   
味も香りも食感も、素晴らしいサービスも全てに大感動の私たち。    
野菜で、こんなに特別な時間を過ごしたのは初めてかもしれません。        


本当にごちそうさまでした!!
       

   
お食事のあと、
松木さんにお話しをうかがいました。


 

   

「自分の作った野菜に付加価値をつけてお客様に提供したい」    

このレストランBio-sは そんな想いからスタートしたそうです。    

 
ビオファームの野菜はもちろんそのままでも美味しい!  
でも、そこに一流の料理人の手が加わるともっともっと何十倍も愉しめるものになります。


私が、Bio-sで体験したのはまるで “野菜エンターテイメント” のような感覚なんですよねー!  


こんなに野菜って おもしろい(=美味しい)んだ!!と。         

野菜って、食べ方はとても重要です。  

ご自宅で簡単にいただける普段の食べ方。
野菜を毎日食べるには、これは大切ですよね〜。        


一方、おうちでは真似できないちょっと着飾った野菜の食べ方。  


感動できる価値ある野菜料理が、
このレストランBio-sにはあります!!    _DSC0387   
みなさんも、ビオファームの野菜、Bio-sのお料理に
ぜひ出会ってみてください。        


私も、野菜がもっと好きになった1日でした!  


ビオファームの松木さん、 本当にありがとうございましたー!!!!   
※現在レストランBio-sは諸事情により4月よりお休みされています。

営業再開されています!