子供のとき大好きだった「ラムネ」。
シュワシュワ~と口の中で溶けるのが不思議で、
鏡を見ながら食べていたことも(笑)
そんなラムネを、簡単に手づくりできるってホント??
『手作りラムネ』に初チャレンジしてみます!
上手にできたら息子にも食べさせてみたいな♪
自宅で簡単!ラムネを手作りする方法
まずはラムネがどうやって出来ているのかを確認しましょう!
ラムネがシュワシュワする原理
ラムネと言ったら「シュワシュワ」「ひんやり」。
その現象の正体は、何なのでしょうか??
この現象には「重曹」と「クエン酸」が関係しているようです!
重曹 = アルカリ性
クエン酸 = 酸性
重曹とクエン酸が水に混ざると中和反応が起きます。
この時に「二酸化炭素」が発生!!
この二酸化炭素がシュワシュワする正体!(発泡)
では「ひんやり」はどうして??
二酸化炭素が発泡するときに、
周囲の熱を奪いながら反応するんだそうです。
だから、ひんやり感じるのか~。
ラムネって化学だったのね!!
理系なので、ワクワクしちゃいます♪
用意するもの
つまり、重曹とクエン酸はラムネづくりに欠かせないものですね。
手作りラムネの材料はこちら↓
【ラムネの材料】
●重曹
●クエン酸(酸味料)
●コーンスターチ
●粉砂糖
●レモン汁(お好みで)
<注意点>
重曹とクエン酸の組み合わせって、お掃除するみたいですね。
口に入れるものなので、食品レベルの物を選びましょう!
「食品添加物」や「食品グレード」と書いてあるかチェック。
【必要な道具】
・ボウル
・計量スプーンまたは量り
・型 など
手作りラムネの作り方
さっそくやってみましょう!
(1)重曹以外の粉類を合わせる
まずは、重曹以外の粉類を混ぜます。
粉砂糖とコーンスターチですね~。
・粉砂糖 大さじ4
・コーンスターチ 大さじ2
で入れてみました。
ダマになっているので、ふるいます。
ここへクエン酸を小さじ1/2入れて
さらに混ぜ混ぜ~。
(2)水分を加える
水、レモン果汁を混ぜる。
酸味が苦手な人は、水のみでもOK!
泡だて器より、最終的に手のほうがやりやすいかも…。
最初から手でも良さそうです!
手ですり合わせます。
粉と水分がしっかり混ざって
ポロポロになってきました。
「ポロポロ具合が均等になるまでしっかり」がポイント。
ぎゅっと握ってみると…、
塊になりそうですね!
水分が多くても少なくてもNG。
成型しずらくなるので水分量に注意です!
水分は、少しずつ入れてみてくださいね。
(3)重曹を加える
次はシュワシュワのための重曹。
重曹は、液体と混ざると発泡してしまうんです。
なので水っぽさがしっかりなくなってから!
投入タイミングが重要です!!
小さじ1/2入れて、さらによーーーく混ぜ混ぜ。
(4)成型する
さぁ~て、いよいよラムネの形を作ります♪
シリコンの型や製氷皿でも作れるようですが…
今回は、コロンっとまぁるいラムネが作りたい!!
用意したのはコチラ!!
まぁるい計量スプーンを2本。
それぞれにぎゅぎゅっと押し込めます。
意外にもたくさん入る!
少しはみ出ているぐらいに詰め込むのがポイント!
ふたつを合わせて
更にぎゅぎゅぎゅーーー!
そぉーっと外せば…完成!!
しっかり詰め込めているほうが
コロンと外れます。
きゃーーーかわいーーーーーー。
1時間くらい乾燥させたら完成です!
手作りラムネを実食
早速、食べてみましょう!
口に入れてみると…
おぉ!シュワシュワ~。
そして、あとからひんやり。不思議だ~!
甘酸っぱくて美味しい!懐かしい味!
でも、あれあれ??
ところどころ…苦いような??
苦みの正体は、重曹!!
苦いのと苦くないのがあったので
ムラがあったのかも…。
しっかり混ぜましょう!入れすぎも注意!!
<今回作った分量まとめ>
●重曹 小さじ1/2
●クエン酸 小さじ1/2
●コーンスターチ 大さじ2
●粉砂糖 大さじ4
●水分(レモン汁と水)様子を見ながら少し
ラムネの作り方を検証してみよう
結構、簡単にラムネができましたね♪
ただ、いくつか気になる点が…
実験①重曹も一緒に入れちゃ本当にダメ?
実験②コーンスターチは必要?
実験③コーンスターチは片栗粉で代用できる?
この3つを検証してみたいと思います。
〈手作りラムネ実験①〉
重曹も一緒に入れたら本当にダメ?
めんどくさりな私。
粉類は一気に入れちゃいたーい!!
重曹は本当に別タイミングで入れなきゃダメ??
粉砂糖、コーンスターチ、クエン酸と一緒に、
重曹も全部ボウルの中に入れちゃいます。
よーく混ぜ混ぜしてから
水とレモン汁を垂らしてみると…
あ、シュワシュワしちゃってる(汗)
水が少量なので、全部が発泡するわけではないけど…。
結果
成型もしっかりできたし、見た目に差はありませんね!
食べてみましょう。
あれ?シュワシュワしない…。
酸味も感じなくて、おいしくなーーい!
ただの粉の塊を食べているみたい(涙)
〈手作りラムネ実験②〉
コーンスターチは必要?
クエン酸と重曹の化学反応でラムネになるのなら
コーンスターチって必要ある??
しかも、粉砂糖のパッケージ見たら…
こっちにもコーンスターチ入ってるじゃん!
そもそもですが、
コーンスターチって何でしょう??
コーンスターチとは
とうもろこし(コーン)のでんぷん(スターチ)を乾燥させたもの
とろみづけに使ったり、サクサク感を出すために、料理やお菓子作りに使われる
う~ん。
コーンスターチを入れずにできたら、材料少なくていいなぁ。
有り無しで比較実験してみましょう!
水分と粉類のバランスは変えずにやってみます!
コーンスターチ「なし」の方は、その分量の粉砂糖を増やしました。
あれあれ?
コーンスターチ「なし」は、
ちょこっと水を入れただけなのに、ねちゃねちゃー。
手にもまとわりつくし、成型できなさそう…。
粉砂糖をもう少し足して、なんとか成型してみた。
できた!
と思ったら、なんだかパサパサしてる…。
乾燥するのも早い気がするなぁ…。
成型しにくかったけど、
なんとか形は維持してくれてます!
結果
まずは指で潰して比較してみましょう。
それぞれこんな感じ↓
食べてみると…
●コーンスターチ「あり」
口の中でほろほろ~と崩れる。
●コーンスターチ「なし」
食感は固くてじゃりじゃり。
ホロホロと崩れる感じはない。
う~ん。良く言えば、カリカリ食感のラムネ?
少しだけシュワシュワ感が少ない気もしました。
ゆっくり溶けないからなのかな?
〈手作りラムネ実験③〉
コーンスターチは片栗粉で代用できる?
みなさんはコーンスターチって常備してますか?
我が家は、…ラムネづくりのために買いました。
できれば、家にあるもので作りたいですよね!
コーンスターチと同じ用途で使われる片栗粉でも、出来るんじゃないかな?!
コーンスターチの分量を片栗粉に置き換えます。
作り方は同じでやってみましょう。
ギュッと握って比べてみると…
コーンスターチの方が、まとまりがいい気がする↓
成型のしやすさは、あまり差がないですね。
結果
食べ比べてみると…
●コーンスターチ
細かく溶けていく。
●片栗粉
ザラっと荒めに崩れる感じ。
片栗粉は、コーンスターチよりも粒子が荒め。
ラムネにしたときもこの差がでるようです。
これは人によって、好みがあるかも(笑)
食べ慣れてるラムネに近いのは、コーンスターチ!
個人的には片栗粉ラムネの、ザラっとしてるのも好きですけどね。
野菜を使ってカラフルなラムネ作りに挑戦!
白いラムネもいいけど…
せっかくならカラフルにしたーい♡
市販のラムネは着色料で色付けしているみたいですね。
でもでも!!
野菜オタクの私としては、野菜で色を付けた~い。
そこで用意したのがコチラ!!↓
ラムネといったら青!なので
バタフライピーのティーパックも用意してみました。
野菜エキスの抽出方法
野菜はまず、すりおろしたりミキサーにかけます。
これを布巾などで濾してエキスを抽出!
バタフライピーは、
少な目のお湯で濃いめに抽出してみましょう。
カラフルなエキスが揃いました~♪
すでにワクワクしちゃう!!
野菜エキスでラムネを作ってみよう
作り方は今までと同じ。
水の代わりに、野菜のエキスを入れてみます。
野菜エキスちょこっとしか入れないけど、
ビーツはしっかりと色づきそう!
もうひとつ楽しみにしているのが、バタフライピー!
青くなるかな~?ワクワク♪
入れてみます!
あれあれ?
混ぜると違う色に…。
青というより紫?
なぜでしょう…???
バタフライピーの色素「アントシアニン」とは
バタフライピーの青色はアントシアニン色素。
アントシアニンは、「酸性で紫色になる」性質を持っているんです。
ラムネの材料にクエン酸が入っていましたね。
クエン酸は酸性!
だから反応して紫色になっちゃったんですね。
▼アントシアニンの実験記事
アントシアニンっておもしろいのです!
これはこれで、キレイだからいっか!
4色揃いました~♪
水分は少しなので自然な発色だけど。
淡い色で可愛いかも♪
丸めてみると…
可愛すぎるーーーーー!
これなら、子供にも安心して食べさせられますね。
簡単に着色したい場合は、
食紅やジュース、かき氷シロップを使ってもOK!
色んな食材からエキスを抽出して、
どんな色になるか実験してみるのも良いかも!
夏休みの自由研究にもピッタリですね。
初めてのラムネづくり、楽しくってハマりました!!
ただし。
コーンスターチや片栗粉を非加熱で食べるので
食べすぎには注意です!
我が子も、初ラムネでした!
シュワシュワは不思議だったのか
変な顔をしていましたが…(笑)
材料を混ぜていくだけなので、小さなお子さまでも一緒に作れそうです。
(粉だらけになる心配がありますが…笑)
みなさんも自由研究に、おやつ作りに、
ラムネづくり挑戦してみてください♪