皆さん!こんにちは! フードメッセンジャーの田窪です!
さぁ!今回は肉オタnoteです!!
お肉の謎に迫っていきますよ~!
今回、目を付けたのは…
ビーフジャーキー!
噛めば噛むほど旨みが出てくる
干し肉=ジャーキー。
私、大好きなんですよねえ。
おやつにもおつまみにもイイ!
でも、買うと高いのが難点…。
この袋ひとつで1000円程度です。
自分で作れば安上がりになるかな?
そこで!!
『手づくりジャーキーは作れるか?』
を実験してみます!
ジャーキーを作ってみよう!
◆そもそもどう作るの?
じつはもともと愛犬のために、砂肝や馬肉をスライスしてジャーキーにしている私。犬用は味付けなし、120~130℃のオーブンで1時間ほどじっくり焼くだけです。
この方法を人間用にも使えないか?
さっそく作り方を、食オタnote執筆メンバーで検討!
みんなの意見をまとめるとこんな感じでした。
① 肉を下味に漬ける
② ひと晩寝かせる
③ 肉を並べ、冷蔵庫で2日間風干し
④ 30~60分燻製にする
おおお…手間がかかる…!
他にも
・調味料やスパイスを入れた塩水(=ソミュール液)に漬ける
・漬けた後数時間塩抜きする
・香味野菜も加える
などなどの方法が。
うーん…
「でも、もっと手軽に作りたいよね!」と。
そこで、
ビーフジャーキーのパッケージをチェック!
原材料から使う調味料をピックアップして、簡単にできないか探ります。
使う牛肉はもも肉。
味付けは砂糖(水あめ)、醤油、塩と…
あれ?それなら
「めんつゆ」でいいんじゃないの?
味付けは「めんつゆ」におまかせ!
にんにくやしょうが、水あめなどはお好み、ということにしちゃいましょう。
今回はかんたんな方法でやってみます。
ジャーキー作りに挑戦!
それでは!
ビーフジャーキーづくりスタート!!!
市販ビーフジャーキーに合わせ、ニュージーランド産牛もも肉に。
塊肉をスライスします。
めんつゆは希釈用。
すき焼きの割り下程度の割合で1対1に。
落としラップをして、ひと晩冷蔵庫で漬けておきます。
せっかく作るなら…
豚もも肉と鶏むね肉もそれぞれジャーキーにしてみましょう!
翌日のお肉!
色がだいぶ濃くなっています。
3種類のお肉を重ならないように天板に並べます。
120℃に余熱しておいたオーブンで、まずは1時間。
ジャーン!
かなりいい感じです♪
左は牛もも肉、右は豚もも肉。
だいぶ水分が飛んで、ジャーキーっぽい仕上がりに。
でもまだ市販のものよりはやわらかいです。
鶏むね肉はなんだか、スライスしたエリンギのような見た目 (笑)
あれっ!
ひっくり返したら色が薄い…。
まだやわらかいし、焼きが足りないのかもしれません。
ということで、ひっくり返して30分追加焼成!
表・裏ともに同じ色合いになりました!
しかしまだソフトな感触。
お肉の脂も少し浮いているし…
天気も良かったので、1日外に干しておくことにしました!
完成!
干した後はカラッとして固くなりました!
自家製ジャーキー食べてみよう!
◆牛もも肉のジャーキー
まずはビーフジャーキー!
牛もも肉のジャーキーを食べてみます。
干したあとは乾燥からか、
ちょっとうねった形に。
味は…おお?
市販のジャーキーとは違って、
すぐに噛み切れますね。
味もめんつゆだけなので
かなりあっさり。
この風味をより濃く複雑にしたければ、燻製にしたり、調味液やスパイス、香味野菜にこだわったりした方がいい、ということなのかもしれません。
◆豚・鶏のジャーキー
豚もも肉&鶏むね肉のジャーキーも食べてみます!
豚もも肉のジャーキーは、
噛むごとに旨みが出てくる!
牛肉よりもむしろ旨みが強いかも。
これは発見です!
後味が良いのは鶏むね肉!
淡白だけれど、
舌に残る味がとっても甘い♪
味付けは一緒でも肉によって全然違う~!
3種類ともパリッ、ポリっとした食感。
市販のジャーキーとも違います。
面白いですね!
違う部位でジャーキーづくり挑戦!
意外に簡単に上手くいったので、
ちょっと欲が出てきました。
部位が違うと、やっぱり違いが出る?
「良いお肉で作ったら、もっとおいしいジャーキーができるんじゃないの?」
はい!
こちらすきやき用の肩ロース!
もも肉とは違い、サシがかなり入っています。
これを適当な大きさにカットし、めんつゆに漬けておきます。
さらに脱線(笑)
めんつゆよりさらに色々な材料が入っている「焼肉のたれ」!
この漬け込みバージョンも作ってみましょう。
1日つけてみました!
手前がめんつゆ、奥が焼肉のたれに漬けた、牛肩ロース。
これをもも肉バージョンと同じように
焼いていきます!
できました!
あれれ…
もも肉と全然仕上がりが違う…。
焼いている間に脂が落ちて、その熱で裏面も焼けるので、ひっくり返しは不要。
出来上がりはとってもやわらか~い。
持ち上げるとへロッとなってしまいます。
こちらは焼肉のたれVer↓
脂が多くて、
なんだかギラギラしている…。
香ばしいし、このままでもおいしい~!
でもこれじゃ、今回の目的の「ジャーキー」ではないですよね…。
惜しい!
カラッとするまで外で干してみましょう!
◇1日目
あんまり変化がありません。
◇2日目
多少固くなってきた?
まだ脂の照りが出ています!
乾燥させても脂の成分は飛ばないみたい。
◇3日目
変わりが見られないので回収。
もも肉で作ったジャーキーより
黒い仕上がりです。
食べてみると味は濃くて美味しい!
けど…
こんな風に白く脂が浮いている~
後からちょっと胸焼けしそうな感じでした。
まとめ
ということで!
ジャーキーはおうちでかんたんに
牛・豚・鶏どれも美味しくできる!
◇お肉は何がいい?
→牛・豚・鶏、どれでも美味しい!
ただ、脂が少ない方がおすすめ。
◇味付けは?
→手軽に作るならめんつゆ推し!
複雑な風味を求めるなら、とことんこだわろう!
◇作り方は?
→オーブン+天日干しが確実!
オーブンだけだと水分がまだ多少残る。
ちなみに、肉の表面に浮いているのは旨み成分の一種、アミノ酸ではないかと思います。(ビーフジャーキーのパッケージに、同様の記載があります)。
※天日干しだけだと菌の繁殖が心配。
外気温が高ければ紫外線での殺菌が見込めますが、それ以下の気温、または湿度が高いと菌が繁殖してしまう可能性があります。
ジャーキーはご自身の責任のもと、衛生に気をつけて作ってください。
肉オタNOTE、いかがでしたか?
まとまった時間が取れる年末年始のお休みなどに、ぜひジャーキーづくり試してみてください!
次回もお楽しみに~!