西洋のナスの特徴
ヨーロッパなど海外のナスは、実が鮮やかな赤紫色だったり、ゼブラ柄だったり、ヘタも緑のことが多いです。
こういったナスは全体的に加熱調理向きで、火を通すと果肉がトロッとして旨味が出る傾向にあります。皮は少し硬めのものが多く、水分量も少なめなので漬物や生食には向きません。
西洋ナスの種類
赤紫色が美しいイタリアの伝統品種「ローザビアンカ」は、米ナスのような形で、ステーキや煮込み料理に向いています。
“世界で一番美味しい茄子”と称されるイタリアの「ヴィオレッタ・ディ・フィレンツェ」はグリルやソテーに。
色鮮やかな「ダンサー」は、炒め物に入れると食卓を華やかにしてくれます。
ゼブラナスとは
『ゼブラナス』とは、紫の縦縞模様をしたナスの総称です。イタリア茄子の「カプリス」や「メランツァーネ・ゼブラ」、日本生まれですが「縞むらさき」、スペインの品種「リスターダ・デ・ガンジア」、小さなゼブラナス「フェアリーテイル」などがあります。
ゼブラナスの調理の仕方
じっくり加熱するとクリーミーで濃厚な味が楽しめるので、ナスステーキなどがおすすめです。ナスを輪切りにして格子状に軽く切り込みを入れたら、みじん切りにしたニンニクとオリーブオイルでじっくり両面を焼きます。塩コショウやチーズなど、お好きな味付けでいただきましょう。「フェアリーテイル」は、丸ごと揚げても美味しいですよ。