こんばんは!フードメッセンジャーの斎藤里織です。
3月もあっという間に過ぎようとしていますね〜。
先日、日本野菜ソムリエ協会で行われた「和歌山の柑橘講座」を受講しました。
その時に初めて見た柑橘がこちらです!
デコポン・・・ではないのですよ☆ 三宝柑(サンポウカン、あるいはサンボウカン)といいます。 ちなみにデコポンは、こちらです!
えっ?さっきとほとんど変わらない?? それでは、並べてみましょう!
よくみると色合いは違うものの、見た目は似ていますね。
とはいうもののこの2つは系統が違います。
三宝柑は、「ユズ」と「ダイダイ」が自然にあわさったものですが、デコポンは「清見」と「ポンカン」をあわせたものになります。
三宝柑は、97%が和歌山県で作られています。
江戸時代に、三方に盛られて紀州のお殿様に差し出されたため、この名前が ついたそうです。
当時はお殿様しか食べられないという貴重な果実でした!
(三方とは、お月見に団子を供える時の台を想像して頂けるとわかりやすいかなと思います。)
なかなかスーパーでは見かけないですよね〜。
三宝柑は「わかやま紀州館」で、旬の時期(3月中旬〜4月中旬)に販売されています。
私が買った時は、1個100円台でした。
さて、見た目が似ている三宝柑と葉つきデコポン。
この2つがどう違うのか、実際に食べ比べをしようと思います。
まず切ります!
三宝柑は種があり、黄色みが濃いですね。 このデコポンは種がないですね。鮮やかなオレンジ色をしています。
食べてみたところ、三宝柑はすっきりした甘さです。
皮が厚いので食べるところは少ないですが、甘い柑橘とはひと味違う柑橘を 食べたい、さっぱりしたいという時にいいなと思いました。
デコポンは、甘くてジューシーでした。
三宝柑は、形を活かして料理の器に出来るということを知り、 ゼリーを作ってみました♪
飾り付け以外は、三宝柑・てんさい糖(砂糖でもよいです)
・水・板ゼラチンで作ったため、 自然な味わいになっています☆
三宝柑の食べる部分が少ないこともあり、1つのゼリーに対して三宝柑は1個半使いました。
三宝柑は、風邪を予防するビタミンCや、疲れをとるクエン酸も豊富といわれています。
4月になると、新しい環境をむかえる方も多いのではないかと思いますので
おいしく食べて、明日もお互い元気に過ごしましょう!