7月が旬!
トウモロコシの美味しい季節ですね〜♪
もっともっと、とうもろこしを甘〜く、楽しみたーい!!!
ということで、今週のヤサオタも引き続きトウモロコシです!!!
美味しいトウモロコシ = 甘いこと!
ですよね〜♡
ヤサオタノートでは
とうもろこしの「甘さ」に注目して
糖度実験をしていきます♪
糖度実験と言ったら、
はい!ヤサオタお馴染みの 糖度計 の登場!!
※糖度計の使い方については根本センパイの記事をご覧ください♪
≫ 糖度計アタゴさん訪問
トウモロコシの糖度について、私の3つの疑問!!
上?中?下?どの部分が一番甘い?
トウモロコシを半分にボキっと。
上の部分を選んだ方が甘い?
それとも、下の部分を選ぶ??
どの加熱方法がいちばん甘い?
「茹でる?それともレンジ?」
「皮つき?皮はむいてから?」
どうやって加熱するのが一番甘くなるの??
すぐ茹でたほうが甘いってホント?
買って来たらすぐに加熱する方が良いってホント??
[比較実験]
個体差を考慮し、同じ日に収穫した3本のトウモロコシを使用します!
ちなみに品種はゴールドラッシュ。
[糖度計測方法]
フードプロセッサーでペーストにして
ぎゅーーーっと絞ります!
絞るとじゅわーっと甘い汁
このまま飲んでも美味しそう♡
どの実験も、この絞り汁を糖度計で測定しています
実験その1:上?中?下?どの部分が一番甘い?
トウモロコシをみんなで仲良く分けて…
…って。
上・中・下、どの部分を食べるのがいちばんお得(=甘い)でしょうかー??
下の部分っていうのは、枝がついている方のこと。
上の部分っていうのは、細くなっている先の方。
それでは実験開始〜!!!
加熱方法は、とりあえずレンジを選択。
皮をむく→ラップ→レンジ(800W5分)
3本のトウモロコシを
加熱しては計り〜加熱しては計り〜
数字をメモメモ…
結果発表!
Q 上・中・下、いちばん甘い部分は…!?
※3本のトウモロコシの平均値です
[上部] 平均 10.8
[中部] 平均 12.2
[下部] 平均 14.8
おおぉ〜!
なんと!
下に行くほど甘いんですね!!!
みなさんはいつも、どの部分を選んでいました??
枝のほうに近い「下の部分」を選んでいたアナタ!!
正解ですー!!!!
しかも、糖度が4度も違うなんて!!
知ってっる人だけ得をする
こりゃ下の方を選ぶしかない…!!!
★下部が甘い理由★
茎に直結している下部から栄養が運ばれ、
実が熟していくからと思われます!
つまり茎に近い方が糖度が高いんですね!
ただし、収穫条件や品種により部位による糖度が異なることもあると思いますので
ご参考程度に♪
実験その2:どの加熱方法がいちばん甘い?
最近主流になってきたトウモロコシを電子レンジで加熱する方法!
でも本当に
とうもろこしのレンチンって、いいの???
皮つきで加熱したほうがいいって、ホント?!
リアルに実証実験してみますー!!!
①加熱方法による糖度比較
いろんな加熱方法がありますが
今回は代表的な3つの方法で比較!
「茹でる」「蒸す」「電子レンジ」
どれが一番甘くなると思いますかー?!
<ゆでる>
水から入れて、沸騰後8分加熱
<蒸す>
蒸し器に入れて、沸騰後8分加熱
<電子レンジ>
ラップをして800W5分加熱
こちらも3本のトウモロコシを計り
平均値を出します!
結果!!!
Q:いちばん甘くなる加熱方法は…?!
※3本のトウモロコシの平均値です
1位 レンジ 平均 12.9
2位 蒸し 平均 10.7
3位 ゆで 平均 9
★レンジが甘くなる理由★
レンジはラップでくるむことから甘みを粒の中に閉じ込めます!
蒸し、茹ではそれぞれ蒸気中や水中の水分が入り込むため、
その分甘みが薄まってしまいます
根本センパイの記事で、糖度の高さは濃度だという話うなずけますね!!
②皮の有り無しによる糖度比較
「皮をむかずに付けたまま加熱した方が良い!」
を、実験してみます!!
皮付きのまま電子レンジへ
皮をむいてから加熱したものとを
糖度比較。
結果は…
皮付きで加熱した方が甘い!!!
皮つき 14.4
皮なし 12.9
★皮つきが甘くなる理由★
皮やヒゲに含まれる栄養を逃がさず、風味も加わるため、
味や旨味が凝縮されるからと予測!
とはいえ、茹でたり蒸したりして、
水分を含んだとうもろこしも
粒がプリっとしていてジューシーで美味しい!
お好みで♪
実験その3:すぐ茹でたほうが甘いってホント?
とうもろこしは鮮度が命!
収穫後すぐに食べるが1番美味しいと言われています。
だから買って来たらすぐに茹でてから保存がいい
って言うけど…
「…そんなに変わるもの?!」
「そのままきちんと保存すれば変わらないんじゃない?」
そんな疑問を解決!!!
経過変化の実験してみました!!!
<3日間の糖度経過の計測>
A 加熱してから保存したもの(レンジ加熱)
B 生のまま保存したもの
※いずれもラップをして冷蔵庫にて保存
<3日間の糖度数値>
◆1日目
A 加熱してから保存 18.3
B 生のまま保存 14.4
◆2日目
A 加熱してから保存 17.2
B 生のまま保存 14.0
◆3日目
A 加熱してから保存 15.2
B 生のまま保存 12.2
あれ…
あれれ…
茹でた方が糖度は高いのは確か。
でも
加熱して保存でも、生のままでも
糖度の下降ぐあいはあんまり変わらない…???
でも、このグラフ、見てください!!!
1日目と3日目の糖度ってこんなに違うんです!!
1日目に 18.3 あったものが
3日目には 15.2 まで下がる!
甘いまま食べるには、
もう…すぐにでも!!食べるのが良いんですねー!
トウモロコシは「お湯を沸かしてから採りにいけ」と言われているほど採れたてが美味しい!!
やっぱり鮮度って大事なんですねー!
実験まとめ
1、上?中?下?どの部分が一番甘い?
下の部分が一番甘い!!!
2、どの加熱方法がいちばん甘い?
電子レンジでチン♪ が一番甘くなる!!
皮はつけたまま加熱した方が甘い!!
3、すぐ茹でたほうが甘いってホント?
実験からは根拠は得られなかったけれど
日が経つにつれどんどん甘みは抜けてくことが判明!
総評
つまり、トウモロコシを一番甘く食べたい人!!!
採れたてのものを なるべく早く皮付きのまま 電子レンジ加熱で
下の方(茎の方)が甘い!!!
これです!!!!
とうもろこし好きは是非お試しを〜♡
[簡単美味しい裏技レシピ]
とうもろこしの軸も捨てずに使う!甘〜いコーンスープ
軸にも美味しいエキスが詰まっています
捨てずにベジブロス(出汁)として使うと、
とうもろこしの風味豊かな美味しいコーンスープになりますよ♫
私はコンソメは入れずに、
コーンと玉ねぎの甘味と塩コショウだけで
このスープを楽しんでいます
フライパンひとつで作る簡単焼きトウモロコシ
生のままフライパンに入れ、蒸し焼きにするのがポイントの
こんがりジューシーな簡単焼きトウモロコシ
焼きたてを食べるのも美味しいですが、
軸から外して冷凍もオススメ!
サラダやパスタのトッピングやおにぎりの具など、
お料理のおいしいアクセントとして幅広く使えます
最後に…
私も野菜が大好きで、
自家菜園でたくさんの野菜を育てているんですよ♪
この時期はもちろんトウモロコシも作っています!
みなさんも、今が旬のとうもろこしを
たくさん楽しんでくださいね♪
次回の野菜オタクNOTEもお楽しみにー!!!