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自家製「魚肉ソーセージ」は作れるか?いろんな魚で挑戦!

自家製「魚肉ソーセージ」は作れるか?いろんな魚で挑戦!

ソーセージといえば、材料は肉。

でも皆さん、
あの存在を忘れていませんか?

そう、「魚肉ソーセージ」!!

今回は、この魚肉ソーセージを
おうちで作ってみる!!!

材料は?
味つけは?
そもそもおいしいの!?

検証してみまーす♪

魚肉ソーセージ作りの準備

ソーセージってどう作るの?

そもそも、ソーセージってどうやって作るんでしょう?

実はこんな便利な道具があります♪

じゃん!
ソーセージメーカー!

簡単にソーセージの皮に具材を詰めていける優れモノ!!

ソーセージの皮はこれ!
羊の腸。

魚オタなのに、羊を使います…。
ソーセージを作るような魚の腸はなく、
ご勘弁を。

塩漬けになっているので、「塩抜き」します。

10~15分ほど真水に浸けて。

これだけ揃えば、あとはソーセージの材料を仕込むだけ!

◆魚肉ソーセージの材料チェック

さ、魚肉ソーセージ、どうやって作ろうかなぁ!?

魚肉っていっても、いろいろあり過ぎて。

どんな魚を使うのがいいものか…。

まずは市販の魚肉ソーセージの原材料を見てみることに。

原材料に書かれていたのは、3つの魚。

・たら
・たちうお
・えそ

まずはこの魚を集めて作ってみよう!

んん…????
「えそ」って?

◆「えそ」とは?

近所の魚屋さんに聞いてみました。

えそ

えそは、白身魚の一種。
主に魚肉の練り製品の原料として使われる魚。鮮魚では一般にはほとんど出回らない。

「そのまま食べる人はあんまりいないし、普通は入ってこないよ」

と、魚屋さん。ばっさり。

ちなみにこんな魚です。

私のつたないイラストですみません…。

なんとなく、伝わりますでしょうか!?

しかし、えその代わりになる魚を探さねば。

手作り魚肉ソーセージに挑戦!

えそは鮮魚で出回らず。
たちうおもこの時期は入手困難…。

でもここで諦めるわけにはいきません!

魚肉ソーセージ第1段

魚屋のご主人のアドバイスでいくつかの白身魚を組み合わせてみることに。

スズキ
パッと目についたすずきをチョイス。

カレイ
それから子持ちのなめたかれいも発見。

真鱈
今はまだたらも出回っています。

かれいの卵を使えば、魚肉ソーセージに近い色になるかも?

イメージが湧いてきました!

ということでこの3つの魚でいざ挑戦!

【材料】
・すけとうたら
・すずき
・子持ちかれい

作ってみた

まずこの魚たちをミンチに。
ミンチ……!

皮をはがさなきゃいけないよね?
骨どうする?
魚屋で処理してもらえばよかった(泣)

なんとか下処理をして、フードプロセッサーでミンチにしたのがこちら。

うーん、やや生臭さが気になるかも?

なので、臭み消しのためにおろし生姜も追加。
それから塩、白こしょう。

全部混ぜてソーセージの具が完成!

これを皮に詰めていきます!

ソーセージメーカーの口金に
皮をセット。

皮に具材を押し出していきますよ~♪
出てきた~!

わーソーセージっぽい!(笑)
この調子で詰めていきます。

全部詰まったら適当なところでタコ糸でしばります。

うん♪
見た目はかなり魚肉ソーセージ!

これを80℃ほどのお湯で10分ボイル。

あれ、肌色っぽかったのに。
お湯に入れたとたん白くなっちゃった…。

まぁ、そうですよね。

魚は火を入れると白っぽくなりますよね。

茹で上がりもこの通り、白い。

かれいの卵を使って
魚肉ソーセージの色を出したいと
思ったけど当てが外れたか…。

3本作ったので、試しに1本はさらに焼くことに。

いい音立てています!
こんがりといい香りも!
もちろん魚の!

よし、こんがりいい感じかな!

たら、すずき、かれいで作った
魚肉ソーセージ第一弾の完成です!

お皿に魚肉ソーセージも並べてみました。
うーん、やっぱり全然違う…。

中身はこんな感じです。

食べてみると…

ジュワっと魚汁があふれ出る
…という、雰囲気はゼロ。

ソーセージというより、つみれっぽい?

ジューシー感ないな~。

結論

魚肉ソーセージの色や食感は魚肉だけで出すのは無理そうです。

だっていろんな添加物が入ってますものね。

あの「魚肉ソーセージ」は、自宅でつくるのは不可能!

そこで路線変更!!
(早くも!笑)

いわゆるソーセージらしい
・プリっと感
・ジュワっと感
を追求していきたいと思います!

どうやったら魚で出せるかな~。

魚で作る、
美味しいソーセージを目指します!

魚肉ソーセージ第2弾

ということで第2弾!

プリっと感とジューシー感、
どうする!?

まずプリっと感を出すために
どんな魚がいいか考えてみたところ…

そうだ、「エビ」がいいんじゃ!?

しかも、エビは火を通すと赤くなる!
色もソーセージっぽくなっていいかも!

それから、ジュワっと感を出すためには
脂がのっていることが大切よね!?

ということで選んだのがこちら、
「サーモン」!

サーモンは前回の反省をいかし
扱いやすいよう刺身用を選びました。
これならミンチにしやすい!

そして、このままだと面白くないので
ハーブ類も追加。

ハーブのディルと、
パンチを出すためニンニクもプラス。

狙い通りいくといいのですが…
ドキドキ。

【材料】
・えび
・サーモン
・ディル&ニンニク

◆作ってみた
具材を仕込みます!

エビとサーモンはフードプロセッサーでミンチに。

ディルはみじん切りに。

にんにくはすりおろして塩こしょうとを加えました。

全部混ぜ合わせて完成!

これを皮に詰めていきます!!

この詰めていく作業がソーセージ作りで一番楽しいですね(笑)

よし全部詰まった!

それではこれを、いざボイル!

待つこと10分。
うん、いい感じ♪

第1弾と同じく、1本は焼いてみました。

第一弾の魚肉ソーセージより、
脂がパチパチ跳ねて
ジュージューいい音が!

食欲がそそられる~♪

さて、実食!
中はこんな感じでした。

パリっ、ジュワっというのは期待より感じられなかった…。

でもプリプリ感が出てかみしめると旨味が!

おいしい!!!

とはいえ、お肉で作るソーセージをイメージして食べると物足りない。

もっとガツンとジューシーなソーセージにしたい!

ということで、第3弾にチャレンジです!

魚肉ソーセージ第3弾

第2弾を振り返ってみて改善したいポイントは2点!

旨味とジューシー感。

どんな魚を使えば理想の魚肉ソーセージが作れるだろう??

ということで、できるだけ肉に近そうなこってりとした身を持つ魚をチョイス。

こちら、ぶり(左)と中とろ(右)です!

魚の中でも脂ののりが肉級!

そしたらジューシーな魚肉ソーセージになるかも!?

そして、風味アップとパンチを出すため
今回もハーブとにんにくを加えました。

ハーブはタイムに変更。

【材料】
・ブリ
・中トロ
・タイム&ニンニク

◆作ってみた

ブリと中とろは、ミンチに。

タイムは葉をちぎって。
にんにくはすりおろして。

中とろのペースト感がすごい!
それだけ脂が多いんだろうなぁ。

これらを混ぜ合わせて具材完成。

手がつるつる滑るー!

口金にひっかけた袋が
すぐ取れそうになるくらい
脂がすごい!

まるで肉でソーセージ作ってるみたい!

詰め終わった!

ソーセージの形に整えてボイルします。

結構脂が浮いてますね~。
ジューシーになっているかな…!?

茹で上がったソーセージは、
今回は全部焼いてみました。

脂が飛び跳ねて、
おいしそうな香り、そして音!

よし、完成だっ!

この見た目!
超おいしそう!!

言わなければぶりと中とろの
ソーセージだなんてわからなそう!

中はこんな感じです。

正直なところ…
今回も期待ハズレかも。

「魚汁したたるソーセージ」
というわけにはいきませんでした。

でも、旨味があって後味の余韻もおいしい!!!

自分の中では満足感の高いソーセージです!

これ、イケます!!

ソーセージメーカーの代用を探せ


ソーセージメーカーがある家って
きっと少ないですよね。

ということで、絞り袋でもソーセージが作れるかを実験!

◆絞り袋と丸口金

絞り袋だけだとソーセージの袋に具材を詰めるのは難しいです。

何かしら口金が必要。

そこでコチラ!↓

口金は丸タイプが良さそう。

これなら袋をかぶせられて中に搾り出しやすい!

やってみます!

おお、いい感じ!!

と調子にのっていると、
しまった!

ソーセージの袋がスポッと
外れてしまいました。

具材を袋に入れるとき、
脂ですごく滑りやすいです。

指で袋を押さえながら作業を。

普通の丸口金だと袋をかぶせるスペースが少ない。

なので、指で押さえにくく、
油断すると抜けてしまうんですね。

向かって左がソーセージ用、
右がお菓子用の口金。

並べてみると違いは歴然。
使いやすさが違うのも当然~。

◆絞り袋とソーセージ口金

じゃあ、口金だけはソーセージ用で!

絞り袋にセットしてみます。

これは袋をしっかり口金にかぶせられる~。

搾り出しやすかったです!

ソーセージ用の口金だけでも売っています!

調べたところ、値段は500円前後。

結論

ソーセージを作るなら、口金だけでも用意するとよさそう♪

ソーセージメーカーではなく絞り袋でも作れました!

まとめ


作った魚肉ソーセージは3種類!

それぞれをまとめると以下の通りです。

たら・すずき・かれいのソーセージ 

淡白
食感柔らかくて、ほろほろとしている

■エビ・サーモンのソーセージ 

かみしめると旨味が出てくる
食感プリっとしつつ、もそもそした感じもある

■ぶり・中とろのソーセージ 

旨味もコクもあり
食感弾力は弱い、もそもそ感あり

感想

市販の魚肉ソーセージとも、
肉で作るソーセージとも、
全く違う食べ物になった!

というのが、一番の感想です。

そして、これはこれでおいしい!

市販の魚肉ソーセージとは違うけれど美味しいから良いのだ!!


魚といえば、焼くか煮るかが定番。

魚の新しい楽しみ方が
出来たのが新鮮!!

魚をミンチにしたり♪
ハーブやスパイスで
いろんな風味を合わせてみたり♪

そして袋に詰めていく作業が楽しい!

作る過程から楽しめる魚ソーセージ。
友達や家族で集まって
ワイワイするのにもぴったり。

ぜひみなさんも
試してみてください♪

次回の食オタノートもお楽しみに!