「お買いものに行けない…」
そんな時に役立つのが冷凍できる食材!
ただ、生鮮の魚介類って、
保存しにくいイメージありますよね。
…でも、「イカ」なら冷凍保存OK!
そんなイカの保存と解凍方法について
調べてみましたよ♪
イカの生態を調査!
イカが冷凍保存しやすい理由
みなさん、生の魚を
冷凍保存したことありますか?
冷凍することで食材は長持ちするけど、
どうしても劣化しちゃう…。
水分が抜けてパサパサしたり、
うま味が抜けてしまったり。
冷凍→解凍によるダメージは、
多少は仕方ないこと。
でも、知っていますか!?
魚介類の中で、
「イカは冷凍保存しやすい」ってこと!
▲向かって左:やりいか、右:するめいか
お買い得なときにイカをまとめ買いして冷凍しておけばいいんじゃない!?
そしたら、いつでも食べたいときにイカが食べられるー♪
ということで!
自宅でのイカの冷凍と解凍の方法を探ってみようと思います!
イカの種類
イカって、世界には
約450種もいるんだそうですよ!!
日本だけでも約140種!
イカってそんなに種類が多いんですね♪
じゃーん。イカ!
これは、何イカでしょうー?!
冬から春によく獲れるイカ。
ゲソは短め、銅はシュッと細くて
その名の通り「槍」のよう。
そう、今回冷凍するために用意したのは
「ヤリイカ」です!!
イカの選び方ポイント
鮮度の良いイカを選びたい♪
ここでクイズです!!
イカの鮮度を見極めるチェックポイントは、2つあるんですね~。
答えは…
1 エンペラ
2 目
1 エンペラの透明感をチェック
鮮度の良いイカは、
エンペラに透明感があります。
指が透けて見える~!
よし!!
2 目が黒々としている
鮮度の良いイカは、
目が濁ってなく黒々としています!
くっきり黒い!
よし!!
イカのさばき方
鮮度の良いイカを選べたら、下処理をしなきゃね。
冷凍にしろ冷蔵にしろ、保存するなら傷みやすい内蔵は取っておく方が安心ですからね!
こんな感じでさばいていきます♪
胴に指を入れてくっついている部分を軽くはがして…
胴とゲソをしっかり持って、ゲソをゆっくり引っ張る!
あとはよく洗って、中に残った内蔵物などもキレイに。
イカは魚よりも下処理は超簡単ですね♪
自分でさばけるようになるとイカ墨料理も作れますよ!
この真ん中の部分が「イカ墨」↓
ヤリイカのイカ墨はそんなに量は多くないですけどね~。
これでも十分フライパンの中が真っ黒になるんです!
さすが墨!!
イカの皮の剥ぎ方
そういえば、お刺身で食べるなら皮は取っておきたいな。
イカの皮をはいでみましょう♪
エンペラに親指をグッと差し込み…
エンペラごと胴から皮をめくり…
一気に皮をはがす!!!
残った皮もペリペリっとはがします。
滑ってやりにくいようならキッチンペーパーを使うと◎。
できた!!
ここまで来たら、次は冷凍保存です♪
イカの冷凍&解凍方法を実験
イカを冷凍するにあたって気になるのは、次のギモン点
●皮は取っておいた方がいい?
●皮付きのまま冷凍して良い?
●解凍方法はどうするのが良い?
疑問に思ったら実験じゃ!
やってみましょう!
冷凍準備をしよう
まずは「皮つき」と「皮なし」でさばいてみました!
比較実験するイカの状態
●皮付き
●皮むき
皮付きは、エンペラもついたまま。
皮むきは、皮をむいた工程で、エンペラと胴が別々になります。
ついでにゲソも皮付きのまま一緒に冷凍してみます~♪
しっかり水気を切って…
ラップでぴちっと包んで…
冷凍中も鮮度を保つためにジッパー付きバッグにも入れてしっかり密封。
皮付きも、皮むきも同様に。
準備OK!
これを冷凍庫に入れます!
できるだけ早く凍らせたいので
金属バッドにのせました。
これで1週間、冷凍させてみます!
イカの解凍方法を比較
冷凍してから一週間後。
カッチカチやで!!
比較する解凍方法は、次の通り。
では、皮付き・皮むきで冷凍したイカを
それぞれの方法で解凍してみましょう!
①自然(常温)解凍
この日の室温は23.8℃。
この室温(常温)に置いて、
解凍にかかった時間は、60分!
解凍所要時間…60分
思ったほど時間がかかりませんでした。
イカに厚みがないせいかな?
皮付き・皮むきそれぞれ
解凍具合をチェックしてみましょう!
●皮むき
皮をむいてから冷凍し、
常温で自然解凍したもの。
ジッパー付きバッグから取り出して
ラップを開けてみると…うん。きれい!
パッと見は、冷凍する前とあまり変わらないような。
ちょっと写真だとわかりにくいですが実際見た感じはほとんど差がない感じ!
においは、普通にイカのにおい。
刺身で食べれそうだな~。
そのまま刺身で食べてみると…
問題なし!!
弾力ある歯ごたえで、普通に美味しい♪
●皮付き
では、皮付きはどうでしょう??
皮付きのまま冷凍保存して、
常温で解凍したもの↓
ちょっと色が抜けて見える…?
すごく差があるわけじゃないけど、
皮の色や質感が悪くなったように見える。
よし、皮をむいてみよう!
ペリリリ…
むいた時の感触やむきやすさは冷凍前と変わらない印象。
あ、でも少しにおいが嫌な感じかも!
これは、生のままでは食べづらい。
(食べたくない)
なので、炒め物でいただきました。
ネギと一緒にバター醤油炒め。
柔らかくて、イカの味もしっかりして美味しかった!
●イカ流水解凍の結果
皮なし…刺身もOK
皮付き…生食はNGだけど、イカそのものの味や食感は良い
<感想>
一番早く解凍できた!時間のないときはこの方法が良さそう。
でも水を出しっぱなしにするのはもったいない気が。
②冷蔵庫解凍
次は、冷蔵庫で解凍。
庫内は3.0℃。
結構、冷え冷え~。
解凍にかかった時間は、6時間!
解凍所要時間…6時間
イカ同士を重ねていたことも
時間がかかった原因かな?
でも、常に庫内がガラガラってことは
ないですよね~。
重ねて省スペースで解凍するなら
6時間は必要だと考えた方がいいかも。
さて解凍したイカの状態は?
●皮なし
皮なしで冷凍し、冷蔵庫解凍。
あれ?
常温解凍では気にならなかったけど、
ラップに結構水分が付いている。
ゆっくりと低温で解凍する方がドリップ量は少ないのかなと思っていた。
あまり関係ないのかな…?
においは気になりませんね!
生食しても、食感や味に違和感なし!
●皮付き
次は、皮付きの解凍具合。
常温解凍時と感想は同じかな?
ちょっとにおいが気になるけど、加熱していただくなら問題なさそう。
皮もむきやすかったです!
加熱調理しましょう♪
ターメリックと塩、にんにく、生姜で
下味をつけて…
なすとしめじを加えてスパイシー炒めに!
うんうん、これも柔らかくて美味しい。
●イカ流水解凍の結果
皮なし…刺身もOK
皮付き…生食はNGだけど、イカそのものの味や食感は良い
<感想>
一番早く解凍できた!時間のないときはこの方法が良さそう。
でも水を出しっぱなしにするのはもったいない気が。
③流水解凍
3つ目は流水解凍!
直接水が当たらないよう注意してちょろちょろとお水を出して。
解凍にかかった時間は、35分でした!
常温より早かった!
解凍所要時間…35分
解凍されたイカの状態をチェック。
●皮なし
皮なしで冷凍し、流水解凍したイカ。
こんな感じ!
状態はキレイ♪
白さは冷凍前と変わらない印象。
においも気にならないですね~!
弾力があって甘味も感じられて
刺身OK!
●皮付き
皮付きの状態は、常温解凍・冷蔵解凍と同じですね。
ちょっと水っぽいかな?
皮のむきやすさも、他と同様でスルッとむけます。
やっぱり、においが多少気になるな~。
加熱していただきます。
アスパラと一緒にオイスターソースで炒めました~♪
食感よし!イカの味もいい!
●イカ流水解凍の結果
皮なし…刺身もOK
皮付き…生食はNGだけど、イカそのものの味や食感は良い
<感想>
一番早く解凍できた!時間のないときはこの方法が良さそう。
でも水を出しっぱなしにするのはもったいない気が。
まとめ
イカの冷凍・解凍方法で調べた結果をまとめてみましょう。
解凍時間は「流水」が一番短い!
急いでいるときは、常温より流水!
皮なし・皮付きともに、3種類の解凍方法による違い無し!
調理するまでの時間にあわせて解凍方法はチョイスすべし。
イカの皮はむいて冷凍した方が、生食も加熱もイケるのでいい!
イカを皮付きのまま保存すると、解凍後のにおいが気になる。
皮付きのまま冷凍したら、生食ではなく加熱調理に!
イカの解凍方法まとめ
解凍方法にも大きな違いがないのですぐ食べたいか、時間に余裕があるかで解凍方法を選べばいいですね♪
とにかくイカは自宅の冷蔵庫で冷凍・解凍しても美味しく食べられることがわかりました!
最後にイカのおまけネタ!
今回の実験で使ったヤリイカはそろそろ旬が終わりそうですが、スルメイカはまだしばらく出回ります。
イカは内蔵も活用して無駄なく食べられる魚介類ですね♪
今回はイカをたくさん食べました!
お刺身や炒め物、フリットや煮物など、
いろんな食べ方でイカ三昧の日々。
イカって汎用性高いし、
いろんな料理に使いやすい♪
そしてイカは、冷凍保存しても
美味しく食べられることを実感!
良いイカを見つけたら迷わず買って、
おうちでイカをもっと楽しみたいな!
イカがでしたか?
次回の食オタノートもお楽しみに♪