食オタ|食の資格者コミュニティ

超簡単!10分で出来る!ペットボトルを振って「バター作り」

毎年頭を悩ませる自由研究!!

なるべく早く終わらせたい!
もうすぐ夏休みが終わっちゃう~(泣)

そんな方におすすめしたいのが
バター作りの研究!!

なんと、1日でできちゃうんです!!
(TVショッピング風?!)

実験からまとめまで1日でできて、作ったバターを食べれる美味しい実験!

さぁ、挑戦してみましょう!!

バター作りの準備をしよう

バターは買うもの?
いえいえ、おうちでも作れちゃいます!

生クリームとペットボトルさえあれば
いつでも、どこでも手作り可能♪

自家製バターの作り方

作り方は超~簡単!!

空のペットボトルに生クリームを入れて
…振るだけ!!!!!

火も必要ありません!

シェイクシェイクシェイク~♪


子どもだけでも、親子でも楽しめる♪

ペットボトルを振っている間は
中の化学変化を体感できますよ~。

自分で作ったバタートーストは最後のお楽しみタイーム!

自家製バターの準備

\成功のポイント/

・生クリームは動物性で40%以上のものを選びましょう!乳脂肪分が高い物の方が成功します。
・ペットボトルは炭酸飲料が入っていた透明のものがオススメです。スムージーを作るシェイカーでもOK!水が入っていたペットボトルでは耐え切れませんのでご注意を!
・空き瓶はジャムなどを入れる口が大きいものを選んでください。作る量は空き瓶の容量の1/3程度の生クリームにしてください。

\成功のポイント/

・夏場は室内が高くなりがちなので、氷水を用意しておきましょう!
・クッキングタイマーがあると、実験経過タイムがきちんと把握できるので便利です。


生クリームからバターになる過程は
およそ10分程度。

あっという間に終わってしまいます!

忘れないように、変化の写真とメモは必須!

振って振ってバター作りに挑戦!

さっそくバター作りを始めましょう!

子どもと一緒に取り組んでみました!

手順①
乾いた空のペットボトルに生クリームを全部入れます!

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: batter6.jpg
手順②
お好みで塩を入れます!(入れない場合は無塩バターになります。)

じょうごを使うと便利!

こぼさずに入れることができるお助けアイテム!

手順③
しっかりふたを閉めて、力強くよく上下に振ります!!

シャカシャカシャカシャカ~

さぁ、がんばって!

【観察】化学変化をみていこう!

振りながら経過観察していきます。

30秒~1分
少しづつ中の液体が重くなりはじめた!

ペットボトルはこんなに真っ白!

2分~3分
液がトロトロしてきて、マヨネーズのような状態に!

ますます重くて振りづらくなり早くも力を消耗し始める…。

手でペットボトルを触っているとすぐに温かくなってしまうので
時々冷水につけます~!

4~5分
液体ではなくなる

んんん??ちゃんと振れてるのか?!
ちゃんとできているのか謎な状態に…

フタを開けると…
生クリームができていた!

舐めても生クリームそのもの!

「振って作った方が、生クリーム簡単にできるね~♪」
と子どもの意見。

新たな発見!!

6~8分
ペットボトルの中でバター(個体)と乳液(液体)で分かれてきた!

「これで本当にバターできるの??」

さすがに疲れて椅子に座ってみる…。

頑張って振り続けると…
ガシャガシャしはじめた!

バター(個体)と乳液(液体)で分かれてきました!

9~10分
乳液とバターが完全に分かれる!

さらに続けて振ると…。

黄色い大きな塊になって
乳液とバターが完全に分かれた!

「これバター??」

完成♡
バターの完成♪

フタを開けて確認!

「バターできてるー!!すごーい!」

バターを取り出してみよう

ペットボトルをカッターナイフで切って
バターを取り出します! 
(ここは大人の方がお手伝いください)

ちゃんとできるかなー??

ドキドキ♪ワクワク♪


このままでは水分が多いので
しっかり濾して
バターと乳液に分けますよ!

この白い液体は、なぁに?

バターミルク、生乳、ホエー
などと呼ばれています!

栄養がたくさん含まれているので捨てないで!

飲んだり、お料理に使ってくださいね!

私はホットケーキに混ぜて使いました♪

あっという間にバターの完成です!!!

200mlの生クリームから110gのバターができましたよ!

脂肪分がおよそ半分
ということが分かりました!

作ったバターを食べてみよう!

できたてはホイップバター♪
食感はふわっふわ♪♪

マーガリンに近いんですが
味は濃厚なバターミルク!

間違いなくっ、
「おいしーい!!」

ガマンしきれず
すぐに食パンを焼いてぬりぬり~♪

お楽しみのバタートースト♪
黄金に輝いて見える!

「今まで食べたバターの中で一番おいしい!!」
と言わしめるほどの一品ができました!

【解説】なぜバターになったの??

生クリームの中には、タンパク質、カルシウム、脂肪、ビタミンと色々な成分が含まれています。

脂肪(あぶら)と水は本来混ざらないのですが、乳脂肪は「脂肪球膜」という特殊な膜に覆われています。それが界面活性剤(=違う2つのものをなじませるはたらきのこと)として働き、水と脂肪が混ざっているのです。

しかしこの「脂肪球膜」は強く振ったり、混ぜたりする刺激に弱く、刺激を与え続けると壊れてしまいます。

「脂肪球膜」が壊れてしまうと脂肪は水と混ざることができないため、乳脂肪は脂肪同士で固まり、バターができるというワケです。

【番外編】いろいろなバター作り

簡単にバター作りができ大満足!

しかし!!食オタとしてはさらに挑戦したい気持ちがムクムク!!

牛乳も生クリームと同じ乳製品!

はたして牛乳でも
バターができるのか?!!

牛乳でもバターは作れるか実験!

生クリームを牛乳に変えて振ってみますよ!

今回は瓶に入れて実験開始!!

振り続けること5分…。

変化なし!

疲れた時は、冷水につけながら…

さらに振り続けること15分…。
やっぱり液体のまま。

変化がないので残念ですが諦めることに。

フタを開けて中を観察です!

「小さいツブツブができてる~」

おそらくツブツブは脂肪分と思われる。

けれど、市販の牛乳ではバターになりませんでした。

残念!!

後日調べたところ、市販の牛乳はホモジナイズ(均一化)という乳脂肪同士がくっつかない処理をしているそうです!

酪農場の、処理をしていない(ノンホモジナイズ)牛乳ならバターができるとのこと!

夏休みに行く機会があれば酪農牛乳を手に入れて、実験するのもいいですね!

いろいろなバターを楽しもう!

普通のバターに飽きたら…
味に変化を付けてお好みの味に!

定番!ガーリックバター

塩入りの手作り有塩バターに
すり下ろして炒めたガーリックと
パセリを混ぜ合わせました!!

◆ハニーバター

無塩バターにハチミツを混ぜ合わせただけ♪
でもとってもおいしい~!
自分好みの甘さにできるのがいい!

キャラメルナッツバター

無塩バターにキャラメルシロップと
ローストしたクルミを合わせてみた!
カフェのようなおしゃれな感じで食べられます!

チョコレートソースを使えば
チョコレートバターにもなりますよ~。

まとめ

バター作りは難しいイメージでしたが
想像以上に簡単にできて驚きました!

振っている間は腕が疲れ、
途中、振れなくなる瞬間があり、
本当にできているのか不安に…。

でも!
振り続ければ必ずできる!!

身近な食材で、わずか10分で出来るのは嬉しい!

何より手作りはとってもおいしいー!

パンがあっという間になくなります!

わが子は朝食が楽しみで仕方がない様子でした♪


今回はわが子と夏休みの自由研究
「バターづくり」に挑戦しました!

実験をして学びながら
美味しい食育にもつながるので、
ぜひみなさんもやってみてくださいね!

普段は野菜オタクのわたし。

今回は、肉にジャンルされるのか(笑)
「食」は楽しいですね♪

次回の食オタもお楽しみにー♪