魚を触った後の手。
魚を切った後のまな板。
イヤですよね~(笑)
この生臭さ、どうにかしたい!
ということで、今回は「魚の生臭さを取る方法」を比較検証してみます!
生臭さの原因と対策を考える
食オタnoteの記事中で、「魚をさばくときは新聞紙を使う」と、さんざん言ってきた私。
でも、切り身の場合は、新聞紙の上にのせるのになんとな~く抵抗があります。
気持ちの問題なのですが。
特に、お刺身用のサクを切るときとか…
新聞紙の上だとイヤですよね(笑)
で、まな板にのせてカットした後はご覧の通り。
うぉぉ、やな感じ。
手もクサイ…。
石鹸や洗剤で洗えば落ちるのですが、
私の場合、こんなモヤモヤが。
・石鹸等の匂いが逆に気になる
・何度も石鹸等を使うと手荒れが気になる
特に「手荒れ」!
冬場の主婦の悩み・つらさで、
かなり上位にランクインするのでは!?
そこで、こんな観点に注目!!
●洗ったあとも快適
●手や環境に優しい方法
この観点をクリアできる
「魚の生臭さを取る対策」を、
検証していきたいと思います!
実験1:「手」についた魚の生臭さを取る方法
まずは手の生臭さを取る方法、
どんなアイテムを使えばよいかな~??
「消臭」「臭い取り」で事前調査。
結果、効果がありそうな、
以下の5つを試してみましょう!!
【調査する臭い取りアイテム】
●レモン(柑橘類)
●酢
●重曹
●コーヒーかす
●ステンレス石鹸
さて、何がいちばん効果的か…!?
実験スタート!
■レモン
最初はレモンから。
爽やかな香りのレモン。
魚の生臭ささを、確かに消してくれそう!
では早速スタート~!
手に魚の臭いをつけます。
今回検証のため魚に触ることを
お許しください…。
さらに触って…
よし、これくらいでどうだ!?
どれくらい生臭いニオイがついたか
3歳の娘にかいでもらいました。
娘「なんか変なニオイする」
娘「ママクサイ!」
服で顔を隠すほど娘的には不快だったようです(笑)
クサイと言われるのは悲しいですが…。
とりあえず!
手を生臭くするという第一関門突破!!
そしてここからが山場。
ちゃんとニオイを消せるか!?
いったん水でサッと洗ってから…
レモンを絞る!!
手をこすってレモン汁を
全体に刷り込んでから水洗い。
そしてニオイを嗅いでみると…
クサくない!!!!
嫌がる娘を呼びつけて
嗅がせてみたら…
娘「ママ、クサくない!」
やった~!!!
しかもほんのりと自然な
レモンの香りがして気持ちいい。
こんなに完全に生臭さが
なくなるなんて驚きました♪
レモン 結果 ◎
ただ、レモンの難点もあります。
<レモンの難点> ・消臭のためだけにレモンを使うのは贅沢 ・魚調理の前にカットレモンを用意しておかなくてはいけない |
冷蔵庫に残っている
レモンがあるならいいけど。
わざわざ生臭さを消すために
買うのは気が引けます。
と、そこで思いつきました!
この季節ならミカンがたくさんある!
しかも、食べた後の皮を有効活用するのはどうだろう!?
■(追加検証)ミカンの皮
ということで、
「ミカンの皮」でも検証!
レモンのときと同様、手に魚の臭いをつけたあと水洗い。
そのあと、ミカンの皮をギュッ。
ミカンの皮から出た汁を手にこすりつけてから流水で洗います。
さて、生臭さは…
うーん。
ミカンのいい匂いのあとに生臭さが後を追いかけてくる…。
後ニオイ(?)の悪さよ!!
そして、ミカンの皮だと果肉よりも果汁を出すのが大変。
かなり面倒な作業。
効率も効果も今イチだと判断しました。
ミカン 結果 ×
◆酢
次に試してみたのは「酢」。
魚料理のときに、
酢を少しかけて生臭さを抑える下処理方法もありますよね。
酢もかなり期待できそう!?
手に魚の生臭さをつけて、流水洗い。
そして、酢を小さじ1杯分ほど
手に取ります。
手全体になじませて、水洗い。
手の匂いを嗅いでみると…
んん!!
生臭さはしませんが、酢の匂いが(笑)
レモンよりも用意しやすく
小さじ一杯程度でいいのは手軽感あり。
ただ、酢自体の匂いが残るのは
ちょっと気になる点かも。
このまま料理を続けるなら、
水を使ううちに匂いは気にならなくなるかも?
酢 結果 △
◆重曹
お次は重曹です。
エコなお掃除アイテムとして
欠かせない重曹。
消臭効果も知られていますよね。
今回は、重曹を同量ほどの水と
合わせて使ってみました。
魚を触ったあとに
重曹を手に取って、ゴシゴシ。
それを流水で洗い流してみると…
クサくない!!
無臭です!さすが重曹!
石鹸で手を洗うより手に優しいし、
これは使える!!
(まったく手荒れしないわけではない)
重曹は、容器に入れて
キッチン台に置いておけますよね。
こういう利便性の高さも助かる~!
重曹 結果 ◎
◆コーヒーかす
コーヒーを飲んだ後のカス。
消臭効果があるということでキッチンに置いておくという話も。
さて、どうなるか…?
生臭い手にコーヒーかすを
ティースプーン1杯ほどとってこすります。
こすると割と痛い(笑)
洗い流してニオイチェックを
しましたが…
ダメだ!!
コーヒーの苦いニオイと
生臭さが混じって…
ハッキリ言って気持ち悪いです。
しかも、これを用意するためには
ドリップ式のコーヒーを
飲まなくてはならないという壁も。
この手は使えませんね。
コーヒーかす 結果 ×
◆ステンレス石鹸
手のニオイを取る検証の最後はステンレス石鹸。
これ、まさに生臭さを取るための道具なので効果がないわけない!
でも、ステンレスで本当にニオイが消えるんでしょうか??
魚を触ったあと、
ステンレス石鹸を手に取ってニギニギ。
石鹸を泡立てるような感覚で両手の中でコロコロ。
持ったまま流水で手を洗います。
その結果…
ニオイが消えた!!!
ステンレスを触ることでホントに
ニオイが気にならなくなりました!
ステンレス石鹸 結果 ◎
しかも、これなら蛇口のそばに置いておきやすいし使いやすい!
ステンレス石けんの匂いを取る原理 生臭さなどのニオイ成分は、マイナス電荷の分子。ステンレスは水に触れることでプラス電荷を帯びるので、生臭さの原因である分子を吸着して、手がクサくなくなります。 |
ステンレス石けんは、ネットショップなどで購入できますよ~。
検証結果
手の生臭さを取るのは?
レモン・重曹・ステンレス石鹸
が手の生臭さに効果的!
用意しやすさ・扱いやすさを考えると、
重曹かステンレス石鹸がオススメです!
実験2:「まな板」の魚の生臭さを取る方法
検証2つ目!
今度は「まな板」の生臭さを取る方法を実験してみましょう!
「手」についた生臭さを取る検証で
使った同じアイテムでやってみます!
ただ、ステンレス石鹸は
まな板には使いづらいな~。
なので、以下の5つで調べてみます!
【調査する臭い取りアイテム】
●レモン
●みかんの皮
●酢
●重曹
●コーヒーかす
では、実験開始~♪
まずは、まな板に魚をのせて生臭さを移すところから!
魚をどかして…。
ちょっと汚れてるまな板をまた娘に渡してニオイチェック。
娘「もうヤダってば!」
やっぱり嫌なニオイがしたよう。
確かにクサイ。
この後、娘はもう協力してくれなくなりました。
◆レモン
そんなクサイまな板に
早速レモンの魔法をかけましょう!!
サッと水洗いしたあと、
レモン果汁を絞って…
スポンジでレモン果汁を
まな板いっぱいに広げてから、
流水で汚れと一緒に洗い流します。
(洗剤は使わずに流水のみで検証)
さて、ニオイは…
わぁ、いいニオイ!!
やっぱりレモンの効果は絶大。
そしていい香り~♡
レモンを用意するコストはかかりますが
効果は抜群です!!
レモン 結果 ◎
◆ミカンの皮
2番目は、ミカンの皮。
魚をのせた後のまな板に、みかんの皮の外側をこすりつけます。
磨くようにゴシゴシ。
そのあと水を流しながらスポンジで汚れを取って
ニオイをかいでみると…
うーん、やっぱり微妙。
みかんのいい香りもするけれど、
生臭さを取りきることができず…。
ミカンの皮 結果 ×
◆酢
お次は、酢で検証。
手の場合は酢のニオイが逆に気になったけど、さてまな板は!?
魚を処理したまな板に酢を大さじ1杯ほどをかけます。
スポンジで広げたあと、
水で洗い流してみて、さてニオイは!?
ん!?これはイケるかも!
生臭さなし。
酢のニオイは若干あり。
でも、手に残っているニオイより
あまり気にならない!
もしかしたら、酢を洗い落とす際に
スポンジを使ったからかもしれません。
酢 結果 ○
◆重曹
そして、重曹の番です。
まな板に使う場合は、水で溶かずに
粉のまま全体にふりかけました。
そのあとでスポンジでこすって…
最後に水洗い。
さて生臭さは…!?
取れてるー!
しかも、心なしかまな板の白さが戻ったような!?
やっぱり重曹は効果的ですね!
しかも使いやすい!
重曹 結果 ◎
◆コーヒーかす
まな板の検証の最後は、コーヒーかす。
まな板にコーヒーかすをふりふり。
大さじ1杯くらいかな。
全体に広げてから…
水を流しながらスポンジで洗います。
ちょっと怖いけどニオイを嗅いでみたら…
うわ、やっぱりダメだ!!
しかも、まな板の小さな傷にコーヒーのかすが入り込んだのか逆に汚れた気が(泣)
コーヒーかす 結果 ×
◆検証結果
まな板についた魚の生臭さ、臭いを取ってくれるのは?!
検証の結果、まな板の消臭には手と同様レモンと重曹がおすすめ!
そして酢も使えそうです!
まとめ
手とまな板についた、魚の生臭さ。
イヤなニオイを消してくれる
エコな方法の検証結果をまとめます!
レモンと重曹がダントツで効果的♪
手の場合はステンレス石鹸も便利!
レモンはいい香りがするのも
高ポイントかな。
ただし、わざわざ消臭のために使うのが
ちょっともったいない気も。
というわけで、
私のイチ押し方法はコチラ!
◆手とまな板についた魚の生臭さを消す方法
「重曹」をすりこむ!
●手の場合
重曹に少し水を加えてペースト状にし、手にすりこんでから水で流す
●まな板の場合
粉状の重曹をまな板に振りかけ、スポンジでこすって水洗い
手とまな板についたイヤなニオイ。
石鹸や洗剤を使わなくても
サッパリきれいに取れると実感!
私としては大成功です~♪
一押しの「重曹」を使うことで
悩んでいた手荒れも
少し落ち着いてきました♪
魚の調理で生臭さが気になる方、
ぜひお試しくださいね!
次回の食オタノートもお楽しみに~♪