大学でトマトの研究をするほど、トマト好きな私!
お取り寄せで、大量に届いたトマト…
・長持ちする保存方法は?
・かんたんな皮むき方法は?
・おいしい食べ方は?
トマト生活を大公開しちゃいます!
トマトのベストな保存方法は?
ハルイチ農場のトマトを購入。
大玉トマトやミディトマト、カラフルなミニトマトがたくさん!
テンションあがる~♪
トマトが届いたらまずやる事
① 届いたらまず、1粒づつチェック!
- 割れているもの
- 果肉が柔らかいもの
- ヘタに元気がないもの
を取り出します。
これらは、加熱して食べましょう。
② 丈夫そうなトマトは「いつまでに食べるか?」を思案。
保存方法別に振り分けていきます!
<保存期間と方法(目安)>
●2~3日間で食べる→ 常温で保存
●1~2週間で食べる→ 冷蔵で保存
●1か月位で食べる → 冷凍で保存
トマトの「常温保存」のしかた
トマトは、夏野菜!
適正温度は10~15℃。
実は寒さが苦手な野菜なんです。
すぐに食べる場合や完熟していないトマトは、
「常温」に置いておいてOKですよ~。
赤みが足りないものは、赤く追熟するまで。
赤くなっているものは2~3日で食べましょう。
トマトの「冷蔵保存」のしかた
冷蔵庫で保存した方が良いのは…
<冷蔵庫保存が良い>
・長めに保存したい場合
・夏場の保存
・完熟しているトマト
冷蔵庫に入れる時、どうやって保存すれば良いのでしょう?
密閉した方がいい??
適度に乾燥が必要??
比較実験してみましょう!
【使用するもの】 チャック付きの保存袋
大玉トマトもミニトマトも一緒に入れてみます!
A 密閉する
湿度が保たれるけど、水滴がつくのでカビないか心配…。
B 袋の口を少し開ける
保存袋の口を少し開けて保存。
適度に乾燥するので、カビの心配はないけど、乾燥はトマトに負担がかかるのかな。
どちらも鮮度が保たれてて
ほぼ変化がないですね…。
(これは、農家さん直送の新鮮さゆえかもしれません!)
もう少し様子をみましょう。
密閉していたトマトは、袋の中が水滴だらけでトマトもビショビショ。
このままだと、カビてしまう心配あり。
長期保存にあまり向いてなさそう…。
少し開けていたほうも、袋内に水滴はあり。
さらに、ミニトマトに裂果やシワが…。
乾燥して、密閉するよりも負担がかかってしまったみたい…。
※濡れたり乾燥したりを繰り返すと、トマトは割れてしまうことがあります。
もっと良い冷蔵方法を発見!!
それは…
「キッチンペーパーに包んで保存」!!
適度に湿度が保てて、水滴も防げる方法!!
<手順>
①大玉トマトはひとつずつ、ミニトマトは10個くらいずつまとめてペーパーで包む
②ジップ袋に入れ、口はしめて保存
届いた時とほぼ変わらない鮮度。
ヘタもピンとしていて、元気なまま。
キッチンペーパーが少し湿っていて、
適度に湿度がありました。
ヘタが乾燥している様子もなく、実もパンパンなままです!
トマトの「冷凍保存」のしかた
もっと長期保存したい方必見!
トマトは、冷凍もアリなんです!
ヘタを取りさっと洗って、水気を拭いたら、
チャック付き保存袋に入れます。
空気を抜いて、しっかり密閉したら冷凍庫へ。
冷凍保存なら1か月くらい保存OK!
氷の代わりにジュースやアルコールにいれたり、すりおろしてシャーベットにも。
冷凍することで、細胞が壊れるので、崩れやすく旨味もUP。
ソース作りには、冷凍トマトが最適♪
料理法によっては、あえての冷凍も有効ですね!
トマトを加工して保存する方法
セミドライトマト
乾燥することで、保存が効きます!
セミドライトマトって、家でも簡単に手作りできちゃうんです♪
ミニトマトで作ってみましょう!
①半分に切ったら、切り口の水気を拭きます。
②120度のオーブンで90分加熱。
このままでも良いですが…
③さらに風通しの良い場所で天日干し。
すると、しっかり乾燥して保存性もUP!
こうすると冷蔵庫で1週間くらい保存ができます。
トマトの旨味が凝縮するので
このまま食べても驚くほどに美味しい!
さらに、オイルに漬ければ、冷蔵保存で1か月くらい保存できちゃいます。
ニンニクやハーブと一緒に
オイル漬けにしておくと使いやすい♪
トマトソース
完熟しているものや割れているトマトは、
すぐにソースにしちゃいましょう。
完熟しているものほど、旨味たっぷりに仕上がります。
トマトの皮剥き方法を比較
料理によっては、皮剥きをすると良いですよね!
味がしみやすくなったり、口当たりがよくなったり。
手軽にキレイに剥ける方法を、検証していきましょう!!
トマト好きの私としては…
「剥けすぎ」も控えたいポイント!
いわゆる「湯剥き」。
この熱湯にくぐらせる方法が一般的かな?
湯むきは、お湯でグラグラ煮ないほうがカンタン!
そして剥きやすいんです。
沸騰した100℃の熱湯に浸けるだけでOK。
さらに、熱湯に浸けすぎには注意です!!
大玉トマトは10秒!
すると、うっすーい皮だけが剥けます。
簡単でしょ?!
ミニトマトは、もっと短い。
なんと5秒、浸けるだけ!
10秒も浸けると、剥けすぎちゃうんです。
皮だけが剥けるので、トマトの美味しいところが残ります。
フォークや竹串で刺して、直火で炙ります。
パツッ!
という音ともに皮がはじけたら、スーッと剥けます。
フォークの周りが上手に、炙れないのが難点。
ミディトマトやミニトマトは、竹串で。
刺すときに割れちゃうことがあるので、形を崩して使う料理の時はいいかな。
お湯を沸かすなどの下準備が要らないので、
いつでもすぐにできる手軽さがいいですね。
冷凍したトマトを冷水に当てるだけ。
果肉の細胞が凍ることで、中身が膨張し皮が破裂します。
大玉トマトは、切り込みを入れておきましょう。
こちらも、浸けすぎ注意!
そして、冷たいので凍傷に注意。
簡単にムラなく、つるんと剥けます!
ただし解凍されると、柔らかくなってしまうので
形を残したい料理には不向きかな。
<皮むきまとめ>
形を残したい料理の時は、「熱湯に浸ける」方法がオススメ!
浸ける時間の調整してくださいね。
ソースづくりなど形が崩れてもOKなものには
「炙り」や「冷凍」を取り入れてみてくださいね。
トマトの切り方のコツ
炒めたり、お弁当に入れる時は、ゼリーが出ないでほしいですよね。
ゼリー(=種が入っているジュレ部分=子室)
こんなふうに入ってます。
<子室(ししつ)の数>
大玉トマト =5~8個
ミディトマト=3個
ミニトマト =2個
子室は「隔壁(かくへき)」という壁で区切られています。
ゼリーが出ないように切るには、この隔壁を狙うのです!
すこし難しいですが、ヘタ側から見ると凹凸あります。
この凹み部分が壁!
へこみの真ん中を切るとゼリー部が出ません。
これなら炒め物にしても水っぽくならない!
作り置きにも最適!
ミニトマトは、比較的わかりやすくて簡単!
子室が2つなので、真ん中に1枚壁があります。
直径が、短いほうで切ると…
お弁当に入れるときや、和え物にするときは
ゼリーがでないように切れると便利!
直径が長いほうで切ってみると…
断面を見せたいサラダやには、この切り方がいいですね。
切り方を変えるだけでも、トマト料理も楽しみ方が変わります♪
トマトの美味しい食べ方
大玉トマトの料理
トマト1個とキノコを入れ、野菜だしで炊きます。
食べるときは、トマトを崩して混ぜ込みます。
トマトの旨味(グルタミン酸)とキノコの旨味(グアニル酸)の相乗効果で旨味たっぷり♪
使用:皮むきしたトマト
野菜だしのスープに、まるごとドーンとトマト!
豪快にスプーンで崩して、上のチーズと一緒に。
見栄えも、食べ応えも大満足♪
使用:冷凍トマト
冷凍のトマトだからこそできる!
キレイな、おろしトマト。
トマトは、めんつゆとの相性もバッチリ!
ミニ&ミディトマトの料理
ミニトマトと玉ねぎを合わせて、
塩とオリーブオイルで和えれば…
サラダのようなソースの完成!!
フライやお肉にかければ、さっぱり食べれる1品に。
使用:皮むきトマト
カラフルなミニトマトで作れば、見た目も可愛い!
日持ちもするので常備菜にも。
使用:セミドライトマトのオイル漬け
セミドライトマトとニンニクを漬けたオイルで、野菜を炒めます!
このオイルは、バケットに乗せたり、パスタソースにも◎
ほかのトマト料理
皮むきしたトマトの皮がたくさん集まったので…
揚げることでパリパリになるので、
食べやすく彩りのポイントにも!
食べ方の工夫
トマトは、抗酸化作用のあるリコピンが豊富。
摂り方の工夫すると、リコピンの吸収率をUPできます。
油と一緒に摂ったり、細胞を壊したり
工夫して食べてみて下さいね!
保存の仕方や加工次第で、長く楽しめるトマト。
生で食べる美味しさと、加熱して食べる美味しさが違うのも、トマトの魅力のひとつですね!
カラフルなトマトが食卓に並ぶと華やかになります。
是非、いろんなトマトを楽しんでみてください。