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《お取り寄せレポート》お米を作っている人が言っています!「スーパーのお米とはまるで違う」と。

生産者さん自らがスーパーのお米とはまるで違うとおっしゃるお米

あなたの普段のお食事は?

朝ご飯は何を食べましたか?パン?ごはん?

お昼ご飯は?ラーメン?パスタ?

夜ご飯は?炭水化物抜き?

一日3食で、お米を何回食べていますか?

忙しい現代人、手軽なパンや麺類でお食事を済ませる方も多いのではないでしょうか。

お米中心の食事にはメリットがあります。お米には炭水化物だけでなく、たんぱく質、ビタミン、ミネラルも含まれていています。また、脂肪や砂糖を摂りすぎずに食事全体としてバランスの良い食事が出来ます。

やってみよう!頭の中の献立バランスチェック

①お茶碗のご飯を思い浮かべてみてください。

②そこに、おかずを思い浮かべてみてください。

③何を思い浮かべましたか?お味噌汁?納豆?焼き魚?煮物?

「ごはん、お味噌汁、おかず」といったように自然とバランスの良い食事を思い浮かべた方も多いのではないでしょうか。今日食べたい物を思い浮かべた方もいらっしゃるのでは?忙しい時や疲れている時は、一汁三菜…とまではいかなくても、一汁一菜でもいいので、是非バランスの良い食事を心がけてみてください。

日本人の食事に欠かせないお米ですが、国民一人当たりの年間のお米の消費量は、※昭和38年をピークに減少し続けています。人口減少・少子高齢化等の影響もあり、ライフスタイルの変化、食生活の多様化と共に、米離れが進んでいるのが現状です。

※参照:農林水産省「米をめぐる関係資料」/「食料需給表」

お米を食べる人、一人一人のお米を食べる回数が減ると国全体のお米の需要が減ります。お米農家さんは不安を抱えていらっしゃいます。農家さんも高齢化が進み、後を継ぐ若者がおらず農業を続けられなくなる方もいらっしゃいます。お米を作る農家さんがこのまま減り続けたら日本のお米はどうなってしまうのでしょう。

佐賀県江北町にあるお米農家の北原農園さん

お米農家さんには直面している問題があります。そんな中、強い信念を持ってお米を作ってらっしゃるのが、佐賀県江北町にある北原農園の北原良太さん(34)。「北原家のお米の味が大好きで、せっかく美味しいお米を作る知識や技術を持っていて、そこには父の積み上げてきたものがあります。父が積み上げてきた歴史や技術、知識をしっかりと受け継いでいきたいという意気込みがあります。」と語ってくださった北原良太さん。農家さんが高齢化と後継ぎ問題を抱えていらっしゃる時代に、次世代に米作りを繋いでくださる頼もしい存在です。笑顔が素敵です。

左:北原良太さん(34) 右:お父様 北原靖章さん(67)

北原さんは農業未経験で就農されました。実は良太さんは、奥様の昌江(まさえ)さん(現在33)とご結婚され北原家の後継ぎとして就農されました。ご実家も非農家だったとのことで、前職は福祉関係のお仕事をされていたそうです。良太さんは奥様のお父様の靖章(やすあき)さん(67)を大変尊敬し、お義父様が築き上げた歴史を受け継いでいきたいという想いでお米作りをしていらっしゃいます。

左:昌江さん 右:良太さん
可愛いお子様と素敵なご家族写真です。
稲を抱える姿は、農業未経験で就農されたとは思えません。
北原さんの田んぼ、空が広くてきれいです。

初めて北原家のお米を食べた時には「お米の味が、ちゃんとする」と感激したそう。お米の風味がしっかりとしていて、スーパーのお米とはまるで違うと驚いたそうです。佐賀のお米とタマネギは、これまでに良太さんが食べてきた物とまるで味が違いカルチャーショックを受けたともおっしゃっています。良太さんが作ったお米を地元の友達に贈ると、子どものご飯を食べるペースと量が全然違うと笑いながら驚かれたそう。お米の味の感想は自分の感想でしかないのですが…と謙虚に語ってくださいました。

良太さんの感想、とても気になります!

お米が育った環境を感じていただけるように、北原農園さんの想いを大切に撮影
(リモートで佐賀のお空を感じてみました。写真は東京の空です。)

農家直伝!美味しいごはんの炊き方

「スーパーのお米とはまるで違う」という北原農園さんのお米、食べてみたいです。

北原農園さんのお米の品種は「キヌヒカリ」と「ひとめぼれ」の交配によって生まれた『夢しずく』という佐賀県特有のお米です。夢しずくは甘みが強く、旨味もギュッと詰まっており、パサつきがないので和食によく合い、冷めても美味しいのでおにぎりやお弁当にも合うそうです。甘みと旨味、気になります。

北原農園さんの愛情と太陽の恵みをたっぷり受けたお米、向日葵と会話しているみたいです。
(リモートで佐賀の大地を感じてみました。写真は東京の向日葵です。)

北原農園さんのお米を、良太さん直伝の炊き方で美味しく食べてみようとおススメの食べ方を伺ってみました。「日ごろしっかり計量してお米を炊くことはないので、明確な方法は言えないのですが…」とのこと。しっかり計量せずに美味しいご飯を炊けるのはお米のプロの勘をお持ちだからでしょうか。

「ご飯を炊くときの水加減が一番重要ではないかと感じています。同じ精米日、同じ炊飯器でも、水加減がバッチリ合った時は、より一層お米の香り、風味が強くなります。」水加減は重要なのですね、バッチリ合わせてみたいと思います。

水加減バッチリを目指して、

白米を炊く水加減 お米1合:お水200㏄

水加減をキッチリ計量して炊いてみよう!

と思ったところ、いつも白米を食べていらっしゃる良太さん曰く「炊飯器の水の目盛りより、微妙な加減ですが少し多めに水を入れた方が美味しいと思います」とのこと。土鍋ではなくて炊飯器でいいとのことで手軽に真似ができます。では、お米農家直伝!!炊飯器の水の目盛より微妙に多めで炊いてみます。

浸水時間は夏場が30分、冬場は60分が目安だそうです。

炊き上がり♪一粒一粒に艶があります

炊きあがったごはん、なんともいい香りです。ふっくらと艶のあるお米です。ふっくらとしたお米を潰してしまわないようにふんわりとほぐします。

お米を潰してしまわないように、ふんわりとほぐします。

「いただきます」そして、驚いたことに我が家でもお代わり続出!「今日のごはん美味しい」と。

一粒一粒がふっくらと艶のある「夢しずく」

スーパーのお米とはまるで違う、カルチャーショックを受けるほどのお米って一体どんな味なんでしょう?とワクワクして食べました。味の説明を言葉で確実にお伝えすることは出来ないのですが、自己主張が激しくなく、それでいておかずも美味しく感じてしまう魔法のお米のような気がしました。

ごはんのお供、全部のせ!おかわり続出!

ご飯のお供がススム、ススム…、ご飯がススム、ススム…、ご飯のお供が美味しいのか、ご飯が美味しいのか・・・気になる方は北原農園さんお米を召し上がってみてください。

炊飯の条件、食べる人の好みもあると思うので、水加減の「微妙」の加減は、ご自身でいろいろ試してみてください。

本物のお米の味を受け継ぎ次世代へと繋ぐ頼もしい存在!北原農園さん

本物のお米の味を受け継ぎ次世代へと繋ぐ頼もしい存在、北原農園さん。北原農園さんのある佐賀県杵島郡江北町は、若い農家さんも多く農業仲間もいらっしゃるそうです。また、佐賀には佐賀平野があり二毛作で年中栽培できるので米麦大豆を作っていらっしゃる農家さんも多いそうです。先祖代々受け継いでこられた農業を次世代へと繋いで下さる農家さんの想いと取り組みが、日本全国に、世界に広がっていってほしいなと想いながら記事を書きました。

(文・写真 中村 敦子)